特集 ビギナーのための頭頸部画像診断-Q&Aアプローチ-
3. 所見からのアプローチ Q6 甲状腺に腫瘤を認めた時,どのように読影・診断すればよいですか?
松浦 紘一郎
1
,
齋藤 尚子
2
1埼玉医科大学病院放射線科
2順天堂大学医学部放射線診断学講座
キーワード:
偶発性甲状腺腫瘤
Keyword:
偶発性甲状腺腫瘤
pp.946-947
発行日 2020年7月25日
Published Date 2020/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001797
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● 悪性を強く疑う所見(被膜外浸潤やリンパ節転移)がない場合,CTやMRIでの良悪性の判断は難しい.
● 良悪性の鑑別に重要となるのは,①被膜外浸潤,②リンパ節転移,③腫瘤の大きさ,④患者の年齢,⑤PETの集積である.これらの項目に着目して読影する.
● 小さな偶発性甲状腺腫瘤は良性の可能性が高く,不要な超音波検査を勧めないことが重要である.
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