特集 ビギナーのための頭頸部画像診断-Q&Aアプローチ-
3. 所見からのアプローチ Q10 顎骨に嚢胞性病変を認めた時,どのように読影・診断すればよいですか?
金田 隆
1
,
平原 尚久
1
,
村岡 宏隆
1
1日本大学松戸歯学部放射線学講座
キーワード:
顎骨嚢胞
,
歯根嚢胞
,
含歯性嚢胞
,
歯原性角化嚢胞
,
鼻口蓋管嚢胞
,
単純性骨嚢胞
Keyword:
顎骨嚢胞
,
歯根嚢胞
,
含歯性嚢胞
,
歯原性角化嚢胞
,
鼻口蓋管嚢胞
,
単純性骨嚢胞
pp.956-958
発行日 2020年7月25日
Published Date 2020/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001801
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● 顎骨の嚢胞性病変は,歯との関係(歯原性嚢胞と非歯原性嚢胞),発生部位によって分けられる.歯原性嚢胞として歯根周囲に歯根嚢胞,歯冠周囲に含歯性嚢胞,歯根周囲または歯冠周囲に歯原性角化嚢胞が高頻度で発生する.非歯原性嚢胞である鼻口蓋管嚢胞,単純性骨嚢胞は歯と関連なくみられる嚢胞性病変である.
● 稀に既存の良性腫瘍および嚢胞や遺残した歯原性上皮から発生する悪性腫瘍もみられる.
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