『画像診断』40周年に寄せて
『画像診断』とともに過ごした40年
杉村 和朗
1
1神戸大学 理事・副学長
pp.268-268
発行日 2020年2月25日
Published Date 2020/2/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001529
- 有料閲覧
- 文献概要
1977年に大学を卒業し,医師となりました.当時は卒後臨床研修制度はなく,卒後すぐに入局するシステムでした.6年生は各診療科で臨床実習を受けるのですが,診療科としての最も大きな仕事は入局勧誘でした.私は5年生の頃から,胸部単純写真と本当にボケボケの断層写真だけで診断を下す格好良さに魅せられて,放射線科に行くことを決めていました.臨床実習では,「CTが出てくると体中のことが何でもわかって,放射線科なんか要らなくなるからやめておけ」とあちこちの診療科でいわれました.まあいいか,と思って放射線科を選んだのですが,CTやMRIが出てきて逆に仕事が増え,発展していきました.
Copyright © 2020, Gakken Medical Shujunsha Co., Ltd. All rights reserved.