特集 基本から身につく縦隔・胸膜の画像診断
神経原性腫瘍
中園 貴彦
1
,
高瀬 ゆかり
2
,
山口 健
3
,
江頭 玲子
3
,
野尻 淳一
3
,
水口 昌伸
3
,
入江 裕之
3
1佐賀大学医学部附属病院放射線部
2同病因病態科学講座診断病理学分野
3同放射線医学教室
キーワード:
縦隔
,
神経原性腫瘍
Keyword:
縦隔
,
神経原性腫瘍
pp.1187-1196
発行日 2017年9月25日
Published Date 2017/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000125
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縦隔神経原性腫瘍の好発部位は,肋間神経,交感神経幹,大動脈交感神経傍神経節などが局在する後縦隔(椎体傍領域)である.その他に,迷走神経,反回神経,横隔神経,大動脈肺動脈傍神経節から発生することがあり,その場合には前縦隔や中縦隔に局在する.CTやMRIは,縦隔腫瘍の病理組織学的特徴を反映する.縦隔の神経解剖を理解し,縦隔神経原性腫瘍の臨床像,病理組織像,画像所見の特徴を理解することが,診断において重要である.
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