特集 呼吸器画像診断—疾患理解が深まる読解のコツ
Ⅱ.腫瘍性疾患
縦隔腫瘍
山口 覚博
1
,
福本 航
2
,
服部 登
1
1広島大学病院呼吸器内科
2広島大学病院放射線診断科
キーワード:
JART区分
,
胸腺上皮性腫瘍
,
悪性リンパ腫
,
胚細胞性腫瘍
,
神経原性腫瘍
Keyword:
JART区分
,
胸腺上皮性腫瘍
,
悪性リンパ腫
,
胚細胞性腫瘍
,
神経原性腫瘍
pp.340-348
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200661
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POINT
●縦隔腫瘍の鑑別疾患は,胸腺上皮性腫瘍・悪性リンパ腫・胚細胞性腫瘍・神経原性腫瘍など多岐にわたる.
●鑑別を進める際に重要なのが解剖学的な「局在」である.従来は胸部単純X写真に基づく古典的な縦隔区分が使用されていたが,現在はCTに基づくJART区分やITMIG区分が用いられている.
●CTで腫瘍の局在を評価し,腫瘍マーカーなどを加味して早期に適切な診断・治療を行えるよう,各疾患について理解を深めておく必要がある.
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