特集 ハイフローセラピーの実際
ハイフローセラピー施行によるメリット・デメリット②コスト面からみたメリット・デメリット
春田 良雄
1
1公立陶生病院臨床工学部
キーワード:
ハイフローセラピー
,
コスト
,
診療報酬
Keyword:
ハイフローセラピー
,
コスト
,
診療報酬
pp.722-726
発行日 2017年8月25日
Published Date 2017/8/25
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ハイフローセラピー(HFT)は回路の組み立てや接続,患者への装着が容易にできる治療法であるが,回路やカニューレ(プロング)のコストが意外に高額なため,短期間の装着の場合には診療報酬以上にコストがかかってしまう.また,酸素吸入と比較して大量のガスを使用するため,診療報酬として認められている使用量を超えてしまった場合は病院の持ち出しになる.しかしながら,患者の治療に対する受け入れや装着方法の簡便さから実施する頻度が高くなっている.本稿では,コスト面からHFTを検討する.
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