第1特集 ジェネラリストのアレルギー診療
即時型薬物アレルギー
-─交差反応にどこまで気をつけるか
岡田 正人
1
1聖路加国際病院 Immuno-Rheumatology Center
pp.1208-1214
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026100004
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Point
― アレルギーラベルの除去の重要性:いわゆるペニシリンアレルギーの90%以上は真のIgE媒介性ではない.詳細な問診などによる不要なアレルギーラベルの除去(delabeling)は,適切な抗菌薬選択,耐性菌抑制,予後改善に直結する.
― β-ラクタム系交差反応の真実:交差反応性は共通の「β-ラクタム環」ではなく多くは「側鎖構造(R1/R2)の相同性」で決定されるため,側鎖が異なるセファロスポリンやカルバペネムへの交差率は1%未満と報告されている.
― アズトレオナムとセフタジジムはR1側鎖が完全同一のため交差率がきわめて高く禁忌である.
― 安全な漸増投与法:交差リスクが否定できない第一選択薬の投与には,「3ステップGraded Challenge」または減感作療法を行う.

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