第1特集 教科書通りにいかない心不全診療
心不全ガイドラインとプライマリ・ケアでの実践
専門医への紹介基準
-どこまで診て,どこから託すか
岡田 健助
1
1公立昭和病院 循環器内科
pp.484-487
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026040009
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はじめに
HFrEFにおいて,ガイドライン推奨治療(guideline directed medical therapy:GDMT)が重要だといわれるが,年齢,腎機能,多疾患併存など導入を阻む壁が存在する.GDMTが予後改善の鍵1)である一方,現実の実施率は低い2)のが実情である.HFpEFでは方向性が示されているものの一定の見解はまだない.プライマリ・ケア医は薬物の導入をしても,手技(PCIやアブレーション,手術など)は専門医に紹介することになる.そして,心不全は進行性疾患であり,難治性/終末期心不全の症状緩和や意思決定には専門医との協同も重要となる.本稿では「どこまで診て,どこから託すか」というテーマで,プライマリ・ケア医と専門医がどのタイミングで連携し,どう役割分担するかを整理する.

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