特集 Evidence Update 2026
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4 スペシャリストが推す必見論文!その見解と考察
-12|エビデンスに基づいて「せん妄」を予防・診断・治療する考え方と手法
田宗 秀隆
1
1順天堂大学医学部 精神医学講座
pp.211-215
発行日 2026年1月5日
Published Date 2026/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026020015
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Key Points
・オレキシン受容体拮抗薬・メラトニン受容体作動薬でせん妄は予防しうるが,成功したランダム化比較試験(RCT)はなく,具体的な薬剤も決まっていない.
・電子カルテと自然言語処理を統合したハイリスク者スクリーニングの臨床実装により,せん妄検出率を上げうる.
・せん妄をターゲットに入院中に導入された抗精神病薬は,退院後は継続しない方が予後良好な可能性が高い.
・AI(Artificial Intelligence)を用いた研究が増えてきたが,実装可能か・臨床上の意思決定を変えうるかが大切である.
・短期のみならず,長期的なアウトカムや医療資源の最適配分などの複合的なアウトカムを用いた縦断的な調査・研究が求められる.

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