特集 ここが変わった! 関節リウマチの治療
抗リウマチ薬の使いかた,リウマチ処方箋の目のつけどころ③ もう一度整理する! 補助的治療の目的と薬学管理
小林 俊介
1
,
北岡 晃
1
1玉川病院 医療技術部薬剤科
pp.375-378
発行日 2023年3月5日
Published Date 2023/3/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2023030008
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Key Points
補助的治療薬は疾患の原因そのものを治療するものではなく,抗炎症・解熱・鎮痛・骨びらんの進行抑制作用などにより関節リウマチ(RA)を補助的に管理する薬剤である.
副腎皮質ステロイドの投与は,『関節リウマチ診療ガイドライン2020』薬物治療アルゴリズムのフェーズⅠのRAに対して,必要最小量を短期間(数ヵ月以内)で漸減・中止することが推奨されている.
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は,疼痛緩和目的に必要最小量の短期間の投与が望ましい.主にフェーズⅠ~Ⅱでの使用が推奨されている.
抗RANKL抗体は,フェーズⅠの中程からの使用が推奨されている.
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