心不全治療の新展開-外科医との共働による新たな治療戦略
《心不全診断と治療における新しい概念》 急性心不全の診断と治療
佐藤 直樹
1
1日本医科大学武蔵小杉病院 内科・循環器
キーワード:
強心剤
,
胸部X線診断
,
血管拡張剤
,
心エコー図
,
心拡大
,
心不全
,
分類
,
利尿剤
,
重症度指標
,
治療成績
,
Brain Natriuretic Peptide
,
肺うっ血
,
病態生理
Keyword:
Cardiotonic Agents
,
Classification
,
Diuretics
,
Echocardiography
,
Cardiomegaly
,
Heart Failure
,
Severity of Illness Index
,
Radiography, Thoracic
,
Vasodilator Agents
,
Treatment Outcome
,
Natriuretic Peptide, Brain
pp.29-31
発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011295243
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●急性心不全診断は、心不全症状・徴候、胸部X線による心拡大、肺うっ血の評価とB型ナトリウム利尿ペプチド値、心臓超音波検査で診断する。●急性心不全の病態把握・治療は、超急性期、入院期、退院前期の3つの時期に分けて考える。●各時期にあった病態を把握する。超急性期:クリニカルシナリオ(CS)入院期・退院前期:Stevenson/Nohria分類、必要ならForrester分類●病態に応じた治療をする。CSにより超急性期治療を決定。基本治療は以下に示す。CS1:血管拡張薬、CS2:利尿薬、CS3:必要に応じて強心薬 Stevenson/Nohria分類で治療の修正をする。●治療による患者の改善をしっかり評価する。
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