特集 抗菌薬供給トラブル もし入手困難になったら、そのときどうする
主要な抗菌薬が供給不足になったときに考慮する代替薬 セフェピム、セフォゾプラン
酒井 義朗
1
1久留米大学病院 薬剤部
キーワード:
微生物薬物感受性試験
,
薬物相互作用
,
病院薬局業務
,
グラム陰性細菌感染症
,
グラム陽性細菌感染症
,
Cefepime
,
Cefozopran
,
Meropenem
,
好中球減少症-発熱性
,
Tazobactam-Piperacillin
,
AmpC Beta-Lactamases
Keyword:
Drug Interactions
,
Gram-Positive Bacterial Infections
,
Gram-Negative Bacterial Infections
,
Cefepime
,
Piperacillin, Tazobactam Drug Combination
,
Meropenem
,
Pharmacy Service, Hospital
,
Microbial Sensitivity Tests
,
Febrile Neutropenia
,
AmpC Beta-lactamases
,
Cefozopran
pp.432-436
発行日 2021年3月5日
Published Date 2021/3/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021149545
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<Key Points>◎第四世代セファロスポリン系抗菌薬はAmpC型β-ラクタマーゼに対して安定である。◎第四世代セファロスポリン系抗菌薬の抗菌スペクトルは、メチシリン感性黄色ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌などのグラム陽性菌、緑膿菌を含むグラム陰性菌に対して効果を示す。◎発熱性好中球減少症などの多くの感染症において、第四世代セファロスポリン系抗菌薬は第一選択薬として使用される。◎第四世代セファロスポリン系抗菌薬の供給不足になった際の代替薬としてはタゾバクタム/ピペラシリンやメロペネムが挙げられる。◎代替薬を考慮する場合は感染症や対象微生物と共に、患者の状態に加えて併用薬などを考慮することが重要となる。
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