特集 Evidence Update 2021 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 抗ウイルス薬
矢倉 裕輝
1
1国立病院機構大阪医療センター 薬剤部
キーワード:
HIV感染症
,
ウイルス性疾患
,
抗ウイルス剤
,
Evidence-Based Medicine
,
Reverse Transcriptase Inhibitors
Keyword:
Reverse Transcriptase Inhibitors
,
Evidence-Based Medicine
,
Virus Diseases
,
HIV Infections
,
Antiviral Agents
pp.123-126
発行日 2021年1月5日
Published Date 2021/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021106237
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<Key Points>◎抗HIV療法が未経験のHIV-1感染者にラミブジンとドルテグラビルの2成分を投与した際に96週間にわたって良好な抗ウイルス効果が示された。◎RCTのプール解析からインテグラーゼ阻害薬、核酸系および非核酸系逆転写酵素阻害薬の投与により、体重増加を来す可能性が示唆され、薬剤により影響の程度が異なる可能性が示された。◎核酸系逆転写酵素トランスロケーション阻害薬であるislatravir 0.5mgを単回、経口投与することで、血漿中HIV-1 RNAを7日間持続的に抑制し、忍容性も高いことが示された。
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