特集 Evidence Update 2021 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 慢性閉塞性肺疾患治療薬
宮崎 雅之
1
1名古屋大学医学部附属病院 薬剤部
キーワード:
危険因子
,
多剤併用療法
,
肺炎
,
肺腫瘍
,
臨床試験
,
Evidence-Based Medicine
,
肺疾患-慢性閉塞性
Keyword:
Evidence-Based Medicine
,
Clinical Trials as Topic
,
Drug Therapy, Combination
,
Lung Neoplasms
,
Pneumonia
,
Risk Factors
,
Pulmonary Disease, Chronic Obstructive
pp.53-56
発行日 2021年1月5日
Published Date 2021/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021106224
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<Key Points>◎中等度、重症COPD患者における吸入ステロイド(ICS)+長時間作用性抗コリン薬(LAMA)+長時間作用性β2刺激薬(LABA)の3剤吸入療法は、ICS+LAMAもしくはLAMA+LABAの2剤吸入療法に比べてCOPD増悪の発生率が低い。◎COPD患者における肺炎発症リスクは、ICS/LABAの種類によって異なり、フルチカゾン+サルメテロールでは肺炎発症リスクが高い。◎COPD患者におけるICSは、肺癌発生のリスク軽減には関与しない。◎COPD患者および喫煙者はCOVID-19の重症化リスクが高い。
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