特集 β遮断薬 これまで集積されたノウハウと薬物治療の最前線
β遮断薬を使いこなす"ワザ"と"知恵" β遮断薬の増減量と休止・再開の実践ポイント
樋口 義治
1
1大阪警察病院 循環器内科
キーワード:
心筋症-拡張型
,
心不全
,
薬物用量反応関係
,
Bisoprolol
,
心筋虚血
,
Carvedilol
,
休薬
Keyword:
Cardiomyopathy, Dilated
,
Heart Failure
,
Bisoprolol
,
Myocardial Ischemia
,
Carvedilol
,
Dose-Response Relationship, Drug
pp.2964-2968
発行日 2020年8月5日
Published Date 2020/8/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020348687
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<Key Points>◎慢性心不全に使用するβ遮断薬は、カルベジロールとビソプロロールに限られる。◎β遮断薬の「維持量」は患者おのおのの病態により異なる。◎投与量の増減は"サジ加減"が大切、すなわち"tailor-made medicine"を心がける。◎増量はゆっくりと臨床経過をみながら行うが、効果は長い目でみえてくる。◎陰性変力作用・陰性変時作用が無視できないときに、減量ないしは休止を行う。ただし、減量・休止とした場合の再増量や再開は大変難しい。
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