Japanese
English
実践報告
高齢者教育ボランティアを導入したフィジカルアセスメント演習の教育効果
Effect of the Practice of Physical Assessment with the Elderly Educational Volunteer
造田 亮子
1
,
段 亜梅
1
Ryoko Zota
1
,
Yamei Duan
1
1名寄市立大学保健福祉学部看護学科
1Nayoro City University Faculty of Health and Welfare Science Department of Nursing
キーワード:
高齢者教育ボランティア
,
フィジカルアセスメント
,
教育効果
,
elderly educational volunteer
,
physical assessment
,
effect of the practice
Keyword:
高齢者教育ボランティア
,
フィジカルアセスメント
,
教育効果
,
elderly educational volunteer
,
physical assessment
,
effect of the practice
pp.131-138
発行日 2017年7月31日
Published Date 2017/7/31
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
抄録
本研究では,高齢者教育ボランティアを導入したフィジカルアセスメント(Physical Assessment;PA)演習の教育効果を明らかにすることを目的に,看護学生を対象とした質問紙調査を行った.調査方法は,A大学で行った高齢者教育ボランティアを導入したPA演習に参加した学生を対象に,高齢者へのPAに対する理解や自信の程度およびPAを行ったことでの気づきや難しく感じたことに関する自由記述式の質問紙調査を行った.有効回答数は18人(回収率36.7%)であり,高齢者教育ボランティアを導入した演習により,高齢者理解の深まりや高齢者に対するPA手技の自信などが演習後に有意に上昇し,高齢者との関わりへの不安が有意に低下した.一方で,学生は高齢者のPAを行うにあたり,フィジカルアセスメントの手技や結果の判断・解釈などの高齢者特有のことだけではない困難を感じており,今後は基礎的な手技を確立したうえで高齢者PA演習を受講できる工夫が必要であることが示唆された.
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