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資料
ケア実践者が認識する介護老人保健施設における認知症高齢者の「拒薬・拒食・拒絶」の現状
Recognition in Caring Practitioner to Current State of “Drug Refusal, Apastia, and Rejection” of Elderly Dementia Resident in Geriatric Health Services Facility
小木曽 加奈子
1
,
平澤 泰子
2
,
安藤 邑惠
3
,
佐藤 八千子
4
Kanako Ogiso
1
,
Yasuko Hirasawa
2
,
Satoe Andou
3
,
Yachiko Sato
4
1岐阜大学医学部看護学科
2浦和大学短期大学部介護福祉科
3岐阜医療科学大学保健科学部看護学科
4岐阜経済大学経済学部
1Gifu University Nursing Course, School of Medicine
2Urawa Junior College, Department of Elderly Care and Welfare
3Gifu University of Medical Science, School of Health Sciences, Department of Nursing
4Gifu Keizai University, Department of Economics
キーワード:
認知症高齢者
,
拒薬
,
拒食
,
拒絶
,
行動・心理症状
,
elderly dementia resident
,
drug refusal
,
apastia
,
rejection
,
behavioral and psychological symptoms of dementia
Keyword:
認知症高齢者
,
拒薬
,
拒食
,
拒絶
,
行動・心理症状
,
elderly dementia resident
,
drug refusal
,
apastia
,
rejection
,
behavioral and psychological symptoms of dementia
pp.74-81
発行日 2013年11月30日
Published Date 2013/11/30
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
抄録
本研究の目的は,ケア実践者が認識する認知症高齢者の「拒薬・拒食・拒絶」の現状を明らかにすることである.介護老人保健施設の看護職と介護職を対象とし,質問紙調査により得られたデータを質的に分析した.その結果,「拒薬・拒食・拒絶」の現状として,両職種とも<食べることに対する関心の低下>がもっとも多く,さまざまな事由によって食べることがむずかしい現状が明らかになった.よい反応を得られたケアは,職種による方法の違いがあり,看護職では<物的環境を整える>ことが多く,<人的環境を整える>ことは介護職に多くみられた.「拒薬・拒食・拒絶」は,認知症高齢者の意思の表れであり,行動は拒否という形であるが,そのなかにはさまざまな思いが包含されている.認知症だからとひとくくりに考えるのではなく,1人ひとりの思いを大切にかかわっていくことが,「拒薬・拒食・拒絶」の現状を少しでも和らげるケアにつながると考える.
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