Japanese
English
資料
フットケアがもたらす在宅高齢者の体験世界と行動変容の検討
The Experience World and Behavior Modification by Foot Care of Elderly Persons Living at Home
姫野 稔子
1
,
小野 ミツ
2
,
孫田 千恵
1
Toshiko Himeno
1
,
Mitsu Ono
2
,
Chie Magota
1
1日本赤十字九州国際看護大学
2広島大学大学院保健学研究科
1The Japanese Red Cross Kyusyu International College of Nursing
2Hiroshima University Graduate School of Health Science
キーワード:
在宅高齢者
,
フットケア介入
,
体験世界
,
行動変容
,
elderly person living at home
,
foot care intervention
,
experienced matter
,
behavior modification
Keyword:
在宅高齢者
,
フットケア介入
,
体験世界
,
行動変容
,
elderly person living at home
,
foot care intervention
,
experienced matter
,
behavior modification
pp.51-57
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本研究はフットケアにより対象に生じた体験世界と変化を明らかにするために,6週間のフットケアを終えた在宅高齢者11人に半構成的面接を行った.その結果,変調の消失や改善,感覚機能や立位・歩行機能の改善等の【身体的変化の自覚】,足部の重要性や足部本来の機能等の【新たな知識の獲得】,足部のケアに対する躊躇や興味・関心,生活の張りや外出の動機づけの抱懐という【足部をケアされることで生じた意識】,立位・歩行の安定性と健康増進の実感や自信の獲得に伴うADL拡大への意欲の高揚等の【フットケアにより生じた思いや意識】,セルフケア移行に対する意思の芽生えや他者に勧めたいという思いの萌生等の【介入終了以降のケアに対する思い】という体験世界が明らかとなった.さらに,対象自身によるフットケアの自発的な実施や,歩行状態改善に伴う転倒予防製品の使用状況の変化等,【フットケアによる行動の変化】がみられた.
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