研究・教育活動推進委員会:平成18年度ワークショップ報告 「新介護保険制度における老年看護の役割」
─ワークショップ講演─介護保険制度の新しい動きと看護の役割
石原 美和
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1厚生労働省社会援護局福祉基盤課福祉人材確保対策室
pp.143-147
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
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1.介護保険法改正の背景
介護保険法は,2000年の制度施行から5年後に制度全般を見直すこととされていましたので,これに基づき,社会保障審議会に介護保険部会を設置し,平成15年5月から平成16年12月まで議論を重ねてきました.その結果をふまえて,制度の持続可能性を確保しながら,明るく活力ある超高齢社会の構築をめざし,社会保障の総合化を基本的視点として見直すこととなり,平成17年通常国会に介護保険法等の一部を改正する法律案が提出され,衆議院・参議院における審議を経て,同年6月に成立・公布されました.
今回の制度改正では,看護職にとっては,在宅中重度者へのサービスの充実により訪問看護の介護施設への訪問や療養通所介護の創設など,介護保険における看護の活動の幅が飛躍的に広がる契機となりましたので,ご紹介します.
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