Japanese
English
実践報告
老年臨床看護学実習における看護技術の習得状況と自己評価との関連
Relation between Acquirement of Technical Nursing Skills and Self-Assessment in Gerontological Clinical Practices
笠井 恭子
1
,
吉村 洋子
1
,
寺島 喜代子
1
Kyoko Kasai
1
,
Yoko Yoshimura
1
,
Kiyoko Terashima
1
1福井県立大学看護福祉学部看護学科
1Department of Nursing Science, Faculty of Nursing and Social Welfare Sciences, Fukui Prefectural University
キーワード:
看護技術
,
体験
,
自己評価
,
老年臨床看護学実習
,
technical nursing skills
,
experience
,
self-assessment
,
gerontologocal clinical practices
Keyword:
看護技術
,
体験
,
自己評価
,
老年臨床看護学実習
,
technical nursing skills
,
experience
,
self-assessment
,
gerontologocal clinical practices
pp.124-133
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
基礎看護教育における技術教育のあり方の示唆を得ることを目的に,看護学生78名の老年臨床看護学実習における看護技術の習得状況と実践能力ならびに実施要点の自己評価の実態を明らかにし,両者の関係を検討した.主体的実施率の高い技術は日常生活援助とバイタルサインの測定であり,実施率の低い技術は検査や処置に関わる技術であった.主体的実施率と実践能力ならびに実施要点の自己評価との間には,有意な正の相関がみられた.また,主体的に実施した者の実践能力の自己評価は,見学した者や看護師・教員と一緒に実施した者より有意に高かった.実施要点の自己評価は,主体的実施率の高い技術は自己評価も高い傾向であったが,患者の個別性や危険の予測に関わる実施要点の評価は低かった.以上より,看護技術の性質や学生の状況により主体的な実施が可能な場合は,積極的に取り組めるよう指導すること,学生個々の実践内容にふみこんで指導することの重要性が示唆された.
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