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特別寄稿
日本看護医療学会の10年間を振り返って
The First Ten Years of Japan Society of Nursing and Health Care
石黒 彩子
1
Ayako ISHIGURO
1
1中部大学生命健康科学部保健看護学科
1Chubu University College of Life and Health Sciences
pp.1-7
発行日 2008年12月30日
Published Date 2008/12/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200103
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Ⅰ.はじめに
看護だけでなく、医療・福祉に携わる人々を巻き込んだ学会を作ろうという機運が名古屋大学医学部保健学科内で高まり、日本看護医療学会は1999年10月に誕生しました。設立趣意書の文面を中木高夫先生(現・日本赤十字看護大学)がご一緒に考えてくださったことや岐阜大学の山崎捨夫先生から学会名を15ぐらい挙げた手紙が届いたことをきっかけに、学会名について議論したことを懐かしく思い出します。さらに、東海4県の看護系大学・短期大学に設立集会の案内を出す時は西垣克先生(現・静岡大学学長)の格調高い文章に助けられました。「あなたが定年になったときにつぶれるのではない?」と悪口をたたく同僚をよそめに、会員数は当初の92人から、10年間に404人(2008年12月)へと着実に増加してきました。第1期、第2期理事長として、事務局の安藤詳子先生(名古屋大学)をはじめ関係諸氏と共に知恵を出し合って歩んできたことを幸せに思います。西垣先生の辛口の助言に支えられて本会が成長してきた感もあります。表紙が黄緑色の学会誌創刊号を手にした時の嬉しさ、浅野みどり先生(名古屋大学)のご尽力によって開設されたホームページ(http://www.jsnhc.org./,資料1)を見たときの感激は昨日のようです。定年後、中部大学へ移動してからも理事、評議員を務めさせていただき、現在は学会誌の編集に関わっています。
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