巻頭言
新型コロナウイルス感染症を受けニューノーマル時代、学会開催様式の変化に寄せて
山﨑 達枝
1
Tatsue Yamazaki
1
1長岡崇徳大学
pp.1-2
発行日 2022年5月31日
Published Date 2022/5/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200574
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第23回年次大会テーマ
「災害多発時代に守りたい生命とこころ〜実践知をともに未来につなぐ〜」
はじめに
2021年は新型コロナウイルス感染症問題で世界中の人々が苦しみ続けた1年でした。そして新しく迎えた2022年、感染力の強い新たな変異株の出現により、全世界で急速な感染の再拡大となっています。目に見えない病原体による未知の感染症と最前線で今も闘っておられる皆様に、深い敬意と感謝の意を表したいと思います。また、感染拡大により様々な影響を受けている皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、1日も早く収束し日常の生活が戻ることを祈念いたします。
3月16日に宮城県・福島県に震度6強の地震発生、18日には岩手県に5強と東北地方に地震が発生しました。11年前の記憶を思い起こしていた矢先の東北地震、被災地域の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。地震活発な状況も続いているようです、充分に留意して過ごされますよう願います。
2019年8月、第23回の年次大会大会長を拝命し2022年9月4-5日の2日間新潟県長岡市で開催を予定し、企画委員とともに現地開催を疑わず準備を進めておりました。しかし、新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、検討を重ね第23回年次大会は、参加者や関係者の皆様の安全と健康を最優先と考え、2021年2月に現地開催を諦めオンライン(ライブ配信、オンデマンド)で行うことを大会長として苦渋の決断をしました。
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