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報告
日本在留外国人の災害への備え リテラシー向上プログラムの開発−健康と文化に配慮した教材の作成−
Developing a Program to Enhance Foreigners' Disaster−Preparedness Literacy in Japan in Consideration of Maintaining Health and Culture
藤田 さやか
1
Sayaka Fujita
1
1姫路大学看護学部
キーワード:
災害への備えリテラシー
,
日本在留外国人
,
プログラム開発
,
Disaster-Preparedness Literacy
,
Foreigners living in Japan
,
Program Development
Keyword:
災害への備えリテラシー
,
日本在留外国人
,
プログラム開発
,
Disaster-Preparedness Literacy
,
Foreigners living in Japan
,
Program Development
pp.30-41
発行日 2021年12月31日
Published Date 2021/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200570
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抄録
【目的】本研究は、日本在留外国人の文化に配慮した上で、災害への備えリテラシーを向上するプログラムの作成を目的とした。本誌では、作成した教材の評価とプログラムセオリー評価の結果を報告する。
【方法】プログラム開発理論に基づき、対象のニーズアセスメント、目標設定をした上で教材を作成し、教材の妥当性評価とプログラムセオリー評価を実施した。
【結果】ニーズアセスメントを基に、日本在留外国人のマイノリティとしての文化を尊重した災害への備えに必要な内容とプログラム提供方法が明らかになった。セオリー評価をふまえ、実現可能なレベルでの目標設定が必要であった。プログラムは知識提供と個人の文化を尊重するリフレーミングの2段階で構成した。リフレーミング手法の妥当性確立とアウトカム評価が今後の課題である。
【結論】プログラム開発理論に基づき、対象である日本在留外国人のニーズに基づき、災害への備えリテラシー向上プログラムを開発した。教材の妥当性とプログラムセオリー評価より改善点と課題が明らかになった。
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