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【巻頭言】
災害看護学会誌掲載論文の傾向
Trends in the Journal of Japan Society of Disaster Nursing
新道 幸恵
1
Sachie Shindo
1
1青森県立保健大学
pp.1
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200276
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- Abstract 文献概要
災害看護学会誌は、災害看護学会発足の翌年の1999年7月に第1巻第1号を発刊して以来、通算10号が刊行されました。その掲載論文を論文の種類別に見てみると、原著は極めて少なく、わずかに3編で、他は災害看護活動の実践報告や災害看護教育活動などの報告がほとんどでした。その背景には、本学会誌が、阪神淡路大震災を契機に、災害看護学の学問的な体系化を目標に発足した災害看護学会の機関誌であることがあります。我が国においては、阪神淡路大震災以前には、災害看護活動は国内外で行われていたにも関わらず、その研究報告はもちろんのこと活動報告の数は多くはありませんでした。ところが、阪神淡路大震災後にはその看護活動報告が増加しました。本学会誌は、その発表の場にもなりました。また、本学会の発足以降、国内外において、自然災害のみならず、人的災害も相次ぎました。本学会誌は、それらの活動の実践報告の場にもなりました。
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