Japanese
English
【巻頭言】
日本災害看護学会誌の意義と役割
The Significance and Function of the Journal of the Japan Society of Disaster Nursing
新道 幸惠
1
Sachie Shindo
1
1日本赤十字広島看護大学
pp.1
発行日 2010年12月31日
Published Date 2010/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200083
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- Abstract 文献概要
本学会の学会誌の発行は次号で13巻を発行するまでになり、通算33号を発行してきました。その内容は、これまでの本学会の成長の足跡を示し、災害看護学の研究者の増加や成長をも示し、災害看護学の知識の体系化への歩みを示す物となってきています。
本学会誌の内容分析については、学会誌第1 巻から4 巻までの分析結果(山本他、2003,Vol.5,No.3)と第5巻から10巻までを山本氏らと同様の枠組みで分析したもの(百田他、2010,1st Research Conference of WSDN)とがあります。それによると最初の4巻までは報告及び緊急報告の数に比較して、原著論文が少ないとの結果が示されています。第5巻以降も傾向としては同様であるとの結果が述べられています。しかし、報告内容を詳細に見ると、原著論文の数は遅々としてではありますが、着実に増えています。また、報告の中には、本学会の特性ともいえる実践報告の他に研究報告が含まれており、その数も年々増加しています。このことは災害看護学の研究者の増加と成長を示すものと言えます。
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