日本看護診断学会第14回学術大会報告 看護診断をささえる中範囲理論
【教育講演】
1．看護用語の標準化に関する世界的動向
柏木 公一
1
Kimikazu Kashiwagi
1
1国立看護大学校
1National College of Nursing
キーワード：
看護用語
,
標準化
Keyword:
看護用語
,
標準化
pp.51-57
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100296
- 有料閲覧
- 文献概要
診療現場では，用語の標準化に関してさまざまな疑問が生じている．このような混乱の理由は用語集の目的が明確にされていないことにあると考えている．著者は，国際標準化機構の用語の標準化に携わり，用語の標準化の目的は，大きく分けて専門用語の定義と情報処理のための標準化の2つがあると考えている．この視点から，用語集の目的が混同されることが現場の混乱につながっていることを，病名の標準化などの事例をもとに紹介し，その後，主にNANDA，NOC，NICに関する最新の動向や他の標準化などとの関係を述べる．
Copyright © 2009, Japan Society of Nursing Diagnosis. All rights reserved.
