第6回日本糖尿病教育・看護学会学術集会報告 ●パネルディスカッション
看護婦としての役割:日本糖尿病療養指導士として―日本糖尿病療養指導士の活動をいかに発展させるか
米田 昭子
1
Akiko Yoneda
1
1国家公務員共済組合連合会平塚共済病院 療養指導室
1Federation of National Public Services and Affiliated Personnel Mutual Aid Associations, Hiratsuka Mutual Aid Hospital
pp.52-55
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
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はじめに
平塚共済病院は,地域の急性期対応中核医療機関を病院運営の基本理念に掲げる429床の総合病院である.1998年に,院長の諮問機関として,糖尿病診療チームが発足し,地域の糖尿病患者教育および継続的な自己管理支援のための専門職の協力体制を整えた.糖尿病診療チームには,内分泌代謝科の医師,薬剤師,理学療法士,栄養士,検査技師,看護婦が任命され,循環器内科の医師も2000年から加わった.
そのようななか,療養指導室が2000年4月に開設された.療養指導室は,内科外来の診察室のすぐ近くにあり,私を含め,2名の専任の看護婦が配属されている.2人とも,第1回目の日本糖尿病療養指導士(以下,療養指導士)の認定を受けた者である.
ここでは,われわれ療養指導室の看護婦の活動と1事例のかかわりを紹介し,看護婦としての療養指導士の役割について述べる.
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