けんさアラカルト
糖尿病療養指導士の活動
髙加 國夫
1
1東京都済生会中央病院臨床検査科
pp.1231
発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101604
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糖尿病療養指導士(certified diabetes educator;CDE)は臨床医学的知識を持ち,増え続ける糖尿病患者に対応し,患者に十分なケアと教育を提供するために発足した資格で,患者の知識・態度・行動の変容を理解し,実生活のなかで自己管理できるように社会的背景に合わせて指導することが重要といわれる.臨床検査技師が携る療養指導には継続的な自己管理の意識付け,血糖自己測定(self monitoring of blood glucose;SMBG)の具体的な指導,療養指導の計画作り,療養指導の評価などが謳われており,他部門のスタッフとの連携を軸に進めてゆくことが基本である.本稿では当院の検査科におけるこれまでの療養指導の実際について述べるとともに糖尿病療養指導士として今後どう在るべきかについても言及してみたい.
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