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日本看護倫理学会第16回年次大会 特別講演Ⅱ
政治哲学・ポジティブ心理学と看護倫理:ポジティブ看護に向けて
Political philosophy, positive psychology, and nursing ethics: Towards positive nursing
小林 正弥
1
1千葉大学大学院社会科学研究院
pp.95-96
発行日 2024年3月20日
Published Date 2024/3/20
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- Abstract 文献概要
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看護師は、今行われている政治がケアする人々の生活にいかに影響するか理解でき、政治的変動によって政治が人々の生活にどう影響するか推測することができるのではないだろうか。そこで、政治思想・哲学における正義論を簡単に説明しながら、ポジティブ心理学とも関連させて、人々のウェルビーイングを高める看護について考えたい。
講演者は、マイケル・サンデルのハーバード白熱教室で注目されたような対話型講義を各所で展開し、思想的にはコミュニタリアニズムという政治哲学を研究して、その観点から「ケアを育む公共哲学」を提案した1,2。さらに近年では、政治哲学(コミュニタリアニズム)の考え方と近年に勃興している科学的なポジティブ心理学の発見とが類似していることに注目し、この双方を統合する「ポジティブ政治心理学」を提起して国際的な反響を得ている。
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