Japanese
English
短報
「よい看護師」が患者に向き合う姿勢:がん患者の生の声に光をあてて
Attitude of the “Good Nurse” towards the patients: Shedding light on cancer patients' voices
田中 真木
1
,
小西 恵美子
2
Maki TANAKA
1
,
Emiko KONISHI
2
1長野県看護大学
2鹿児島大学
1Nagano College of Nursing
2Kagoshima University
キーワード:
よい看護師
,
がん患者の声
,
患者に向き合う姿勢
,
脆弱性
,
Good Nurse
,
cancer patients' voices
,
attitudes towards the patients
,
vulnerability
Keyword:
よい看護師
,
がん患者の声
,
患者に向き合う姿勢
,
脆弱性
,
Good Nurse
,
cancer patients' voices
,
attitudes towards the patients
,
vulnerability
pp.51-55
発行日 2021年3月20日
Published Date 2021/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
「よい看護師国際共同研究プロジェクト」の一部として本稿の第一著者がインタビューした日本のがん患者14名の語りから、よい看護師が患者に向き合う姿勢を論考した。論考では、上記プロジェクトのデータ分析における抽象化の過程で沈んでいった患者の生の語りと、語る際に患者が見せた表情や口調、仕草に光をあてている。患者たちは、自分たちがおかれた立場がいかに弱いものかという心身両面での脆弱性を述べ、その脆弱性をポジティブな方向へ転換させてくれる看護師が、患者にとってのよい看護師であるとした。その語りは具体的かつさまざまな表現で、なぜその看護師をよい看護師と認識したのかを述べていた。看護ケアの受け手である患者の生の声は看護師が学ぶべきことを指し示しており、そこに光をあてる意義を論じた。
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