Japanese
English
短報
特別養護老人ホームで働く看護職の専門職的自律性に寄与する要因
Factors contributing to professional autonomy of nurses working in special nursing home for the elderly
森 幹雄
1
,
小野 美喜
2
Mikio MORI
1
,
Miki ONO
2
1社会福祉法人穂燈舎 特別養護老人ホーム百華苑
2大分県立看護科学大学
1Special Nursing Home of Hyakkaen
2Oita University of Nursing and Health Sciences
キーワード:
専門職的自律性
,
特別養護老人ホーム
,
看護職
,
professional autonomy
,
special nursing home
,
nurses
Keyword:
専門職的自律性
,
特別養護老人ホーム
,
看護職
,
professional autonomy
,
special nursing home
,
nurses
pp.46-52
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
特別養護老人ホームは、入所者の高齢化や医療施設における在院日数の短縮化などにより、医療的ニーズが必要な入所者が増加しており、看護職は専門職として自律性の発揮が求められる。特別養護老人ホームで働く看護職の自律性の特徴と自律性に寄与する要因を明らかにすることを目的に、全国の特別養護老人ホームで働く看護職を対象に、1997年に菊池と原田が開発した専門職的自律性尺度を用いた質問紙調査を実施した(有効回答239部、有効回答率22.6%)。その結果、特養看護職は専門職的自律性尺度を構成する5下位項目のうち、抽象的判断能力が低く(p<0.05)、自律性に寄与する要因は、「役職」、「職務満足」、「特養での職務継続意思」、「介護職との連携」、「介護職と協働したケア」、「ケアの実践」であった(p<0.05)。特別養護老人ホームで働く看護職の自律性を高めるためには、抽象的判断能力を高める必要性があり、自律性には複数の要因が寄与していることが明らかとなった。
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