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◆特集 作業療法の論理
作業療法理論確立への取組み
Toward Theoretical Foundations in Occupational Therapy
吉川 ひろみ
1
Hiromi Yoshikawa
1
1篠ノ井総合病院
1Shinonoi General Hospital
キーワード:
作業療法理論
,
作業分析
Keyword:
作業療法理論
,
作業分析
pp.18-23
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
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要旨:米国では1980年代後半から作業療法独自の理論確立の気運が高まっており,日本にも影響を与えている.また,高齢化や慢性疾患の増加などの社会的な変化は従来の医学モデルの中で発展した作業療法からの変化を求め,大学において作業療法教育,研究の場が生まれ,長年にわたる作業療法士のアイデンティティ クライシスは,作業療法理論の確立を待っている.これまで作業療法理論が確立されなかった原因には,作業療法の対象と内容の多様性,「作業」の定義の未確立,理論研究の場の欠如がある.作業療法理論確立のために,作業分析の知識を利用し,対象者にとっての作業の意味と作業の治療的価値を説明しようとすることを提案した.
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