Japanese
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◆ケーススタディ
書痙に対する作業療法
Occupational Therapy of Writer's Cramp
小野 敏子
1
Toshiko Ono
1
1新潟大学医学部附属病院
1Niigata University Hospital
キーワード:
書痙
,
作業療法
,
心身症
Keyword:
書痙
,
作業療法
,
心身症
pp.49-54
発行日 1990年2月15日
Published Date 1990/2/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:OTを処方された書痙患者11例のうち,比較的長期の経過を追うことのできた2例について,その経過をまとめ,考察を加えた.1例は,書痙発症23年後にOTを開始した63歳の男性で,EMGバイオフィードバックを用いて,緊張の強い前腕屈筋群のリラクセーションを試みた例である.他の1例は,8歳頃に発症した男性で,書字以外の動作時にも手関節の震えが著明であったが,専門学校卒業後,自動車整備工として働いている。これらの症例の検討を踏まえ,総合病院OTの立場から,書痙患者に対するOTアプローチの問題点を検討した.
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