◆特集 ケーススタデイ
デイケアにおける一症例
鶴見 隆彦
1
1川崎市社会復帰医療センター
pp.52-56
発行日 1983年2月15日
Published Date 1983/2/15
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Ⅰ はじめに
精神分裂病のリハビリテーションは、「病気をかかえながらも社会的自立をめざす」ということから,通常の身障のリハビリテーション活動と異なった困難な問題を内包している。
地域での実態からみると,急性期の治療ののち退院して社会の中でリハビリテーション活動を必要とする対象者はきわめて多く,また、その必要性を叫ばれて久しいが、その実践活動は未だ少ない。
ここで紹介する症例は、入院前の段階の保健所(以下HC)活動から、病院治療、退院後の援助などの地域精神衛生活動を紹介し、その中でのOTの役割や考え方を症例との関わりをつうじて報告したい。
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