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教育講座
ニーズに基づく患者中心医療を実践するための医工連携・産学連携
Medicine-Engineering and Industry-Academia Collaboration for Needs-based Patient-centeredness
出江 紳一
1
Shin-Ichi Izumi
1
1東北大学大学院医工学研究科リハビリテーション医工学分野
キーワード:
デザイン思考
,
患者中心性
,
患者経験価値
,
レギュラトリサイエンス
,
障害者支援機器
Keyword:
デザイン思考
,
患者中心性
,
患者経験価値
,
レギュラトリサイエンス
,
障害者支援機器
pp.326-333
発行日 2023年4月18日
Published Date 2023/4/18
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はじめに
リハビリテーション医療では義肢装具や自助具,物理療法機器,さらに平行棒や階段,浴槽など,運動療法や日常生活動作訓練に使用する機器といったさまざまな道具が用いられる.これらは工学技術の発達と医学的知見の進歩,そしてユーザーの貢献により発展してきた.別の言い方をすると,ニーズに基づく医工連携・産学連携の成果として今がある.医工連携は新しい発見と技術を創出し,それらは産学連携によって社会に実装される.
本稿では,第1に医工連携教育研究の歴史,第2に医療機器の開発におけるニーズの意味と重要性,第3に障害者支援機器のニーズの特徴について述べ,最後にリハビリテーション医療における医工連携・産学連携を推進する人間像について筆者の経験も交えて述べる.
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