Japanese
English
特集 人工股関節のリハビリテーション治療の現況
1 人工股関節の歴史
History of Total Hip Arthroplasty
菅野 伸彦
1
,
久保 俊一
2
Nobuhiko Sugano
1
,
Toshikazu Kubo
2
1大阪大学大学院医学系研究科運動器医工学治療学
2京都府立医科大学
キーワード:
人工股関節全置換術
,
骨セメント
,
ポリエチレン
,
セラミック
,
骨溶解
,
コンピュータ支援手術
Keyword:
人工股関節全置換術
,
骨セメント
,
ポリエチレン
,
セラミック
,
骨溶解
,
コンピュータ支援手術
pp.5-8
発行日 2023年1月18日
Published Date 2023/1/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 人工股関節全置換術(THA)は,the orthopaedic operation of the centuryと評されるように,20世紀で最も成功した整形外科手術で,1960年代から高齢股関節症患者の生活の質を劇的に向上させた.さらに,出血,感染,肺塞栓対策で,THAの安全性が高まり,固定法,材料やデザイン,手術法などが改良され,入院期間や後療法が短縮され,長期耐用性も向上した.今日では比較的若年の活動性の高い患者でも,動作制限しなくても脱臼せずに,良好な長期耐用性が見込めるようになった.ロボットやナビゲーションなどのコンピュータ支援技術も進歩し,個別の最適な術前計画でさらに安全性と機能性が向上している.
Copyright © 2023, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.