リハニュース【REPORT】
日本腎臓リハビリテーション学会学術集会/日本安全運転・医療研究会
武居 光雄
1
,
武原 格
2
1諏訪の杜病院
2東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科
pp.520
発行日 2018年6月18日
Published Date 2018/6/18
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- 文献概要
第8回日本腎臓リハビリテーション学会の学術集会が2018年3月17日(土)〜18日(日)の2日間にわたり,東北大学教授(日本腎臓リハビリテーション学会理事長)上月正博大会長のもと,「腎臓リハビリテーションの進歩と普及—CKD患者のトータルケア—」をテーマとして仙台市で開催されました.参加者は約1,200名,登録演題数はこれまでの学会史上最多の352題でした.
腎臓リハビリテーションとは運動療法・食事療法・薬物療法・教育・精神心理的サポートを長期にわたり包括的に行うプログラムの実践であり,CKD患者のトータルケアを目的としています.今回の学会では,「腎臓リハビリテーションのガイドラインをめぐって」,「腎臓リハビリテーション指導士制度の概要」,「サルコペニア・フレイルをどうするか」,「腎臓リハビリテーションにおけるチーム医療のあり方」,「CKD患者に対するリハビリテーションの実践」,「腎臓リハビリテーションにおける診療報酬のあり方」,「CKDと心疾患のリハビリテーション」,「心臓リハビリテーションからみたCKD対策」,「CKD,透析患者の運動耐用能評価と運動処方」などの臨床に即したテーマを中心に活発な発表や討論が行われました.腎臓リハビリテーションの重要さが医療者や患者に普及していることが実感できた学会でした.
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