JARM NEWS【REPORT】
第11回日本がんリハビリテーション研究会/第13回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会
佐浦 隆一
1
,
武居 光雄
2
1大阪医科薬科大学医学部リハビリテーション医学教室
2医療法人光心会諏訪の杜病院
pp.735
発行日 2023年8月18日
Published Date 2023/8/18
- 販売していません
- 文献概要
第11回日本がんリハビリテーション研究会は,まだCOVID-19の感染拡大も危惧される中,2023年3月11日(土)〜12日(日)に名古屋国際会議場で現地開催されました.術後のみならず術前からのプレハビリテーション,社会復帰,緩和ケア,副作用緩和,超高齢者や小児,思春期・若年成人(Adolescent&Young Adult:AYA)世代など,幅広い世代と領域でがんリハビリテーションが注目されてきていること,また,がんと循環器疾患という複合疾病患者を扱う腫瘍循環器学,がんと心の関係にフォーカスする精神腫瘍学,運動・活動のがん予防や治療への有用性を研究する運動腫瘍学など,次々と新しい学際的な研究および臨床領域が生まれてきていることから,会長の杉浦英志先生(名古屋大学)は多種多様ながんリハビリテーションの理解とがん患者の特性に合わせたリハビリテーションの実践を念頭に置き,「がんリハビリテーションの多様性」を研究会のテーマに据えられました.
医師63名,理学療法士194名,作業療法士67名,言語聴覚士22名,看護師19名,その他の医療従事者11名(総数376名)が参加し,テーマに即した大会長講演で口火が切られた研究会は,活発な議論も名残惜しく,成功裡に閉会しました.
Copyright © 2023, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.