リハニュース【医局だより】
東北医科薬科大学医学部リハビリテーション学
伊藤 修
1,2
1東北医科薬科大学医学部リハビリテーション学
2東北医科薬科大学病院リハビリテーション科
pp.79-80
発行日 2018年1月18日
Published Date 2018/1/18
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- 文献概要
当教室は,2016年に仙台市東部に新設された東北医科薬科大学医学部のリハビリテーション教室であり,私が初代教授に就任しました.誕生したばかりの教室ではありますが,リハビリテーション科としての歴史は比較的長く,1982年に設置された旧東北厚生年金病院理学診療科に始まり,宮城県を代表する回復期リハビリテーション病棟や訓練室でリハビリテーションを提供してきました.ところが,医学部設置に伴いいくつかの診療科も新設され,病床の再配分のために回復期リハビリテーション病棟は閉鎖となり,多領域の疾患に対する急性期リハビリテーション診療に大きくシフトしました.
現在30診療科,466床の急性期病院でありながら充実したリハビリテーション部門を有し,院内外の神経内科,整形外科,循環器内科,心臓血管外科,呼吸器内科,呼吸器外科,腎臓内科とも協力し,各領域のリハビリテーション介入を行い,先進的な総合病院として重症患者へもリハビリテーションを提供しています.また,医学部設置以前から内部障害に対する包括的リハビリテーションを積極的に行ってきた施設であり,私も含め,内科,外科,循環器,腎臓などの専門医資格も有するリハビリテーション科医が所属しています.脳血管疾患,外傷性脳損傷,脊髄損傷の他,嚥下障害や高次脳機能障害を有する患者の多いことも特徴です.
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