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当院は,“日本初の医療福祉の総合大学”として1995年に開学した国際医療福祉大学の附属病院です.1939年に設立された公益財団法人化学療法研究所附属病院が,2017年9月にその運営を本学に移管したことで,国際医療福祉大学病院(栃木県大田原市),熱海病院(静岡県熱海市),三田病院(東京都港区),塩谷病院(栃木県矢板市)に次いで,当院が本学5つ目の附属病院となりました.映画「男はつらいよ」や小説「野菊の墓」に登場する「矢切の渡し(江戸川の渡し舟)」の東岸(千葉県市川市側)近くに位置する,総計260床の総合病院が当院です.
当院リハビリテーション科は,リハビリテーション科専門医2名(私と稲田晴生先生),理学療法士21名,作業療法士14名,言語聴覚士8名の総勢45名から構成されています(図1).当院リハビリテーション科スタッフは本学保健医療学部の卒業生が半数以上を占めますが,大学院を終えたスタッフや大学院に通いながら当科に勤務するスタッフも少なくなく,“最先端のリハビリテーションの教育施設”との雰囲気にも十分満ちています.当科のモットーは,「それぞれの患者様にとって最適な(Best)リハビリテーションを,間違いなく(Perfect)ご提供したい」との思いから,“Best and Perfect”としています.当科は「地域の方々に,いかなるリハビリテーションでも提供することができるリハビリテーション科」であり,例えば一般病棟に入院している急性疾患や術後の患者様に対しては,いわゆる“がんリハビリテーション”を含めて迅速な急性期リハビリテーションを徹底しています.34床の回復期リハビリテーション病棟では,総合病院の強みを生かして,心肺疾患を合併した患者様や維持透析を必要とする患者様も積極的に受け入れています.在宅生活を送る患者様に対しては,通所リハビリテーションと訪問リハビリテーションのいずれも提供しています.私は,「リハビリテーション科の充実度は,病院全体の医療レベルの高さに直結する」と常々思っておりましたが,当院の現状は,まさにそれを具現しているものと自負しています.
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