リハニュース【REPORT】
日本脊髄障害医学会/日本義肢装具学会学術大会
松岡 美保子
1
,
早川 康之
2
1愛仁会リハビリテーション病院
2北海道科学大学保健医療学部義肢装具学科
pp.959
発行日 2016年12月18日
Published Date 2016/12/18
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- 文献概要
第51回日本脊髄障害医学会が榊原隆次会長(東邦大学医療センター佐倉病院内科学神経内科教授)により,平成28年11月10日(木),11日(金)に幕張メッセで開催されました.
当学会は,昭和41年に第1回が開催された歴史のある,脊髄障害を集学的に扱う学会です.今年の「患者さん中心の脊髄医療—目の前の症状の改善にむけて—」は,学会が求めてきた原点ともいえるテーマであり,特別講演1は日本せきずい基金理事長の大濱 眞氏による「患者が医師や専門職に望むこと」でした.具体例を挙げながら,最善・最新の治療方法を積極的に取り入れて患者のQOL向上に努めてほしいと発信され,身が引き締まる思いでした.他にも,大会長のご専門やテーマに沿った,膀胱直腸障害や疼痛に対する歴史と治療最先端,視神経脊髄炎・多発性硬化症の最新の治療,またリハビリテーション科分野としては痙縮治療の実際,機能的電気刺激・ウェアラブルロボット,再生医療など,多彩な内容を第一線の先生方から勉強でき,非常に学際的な学会と感じました.
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