リハニュース【Topics】
平成28年度リハビリテーション医学に関連する社会保険診療報酬改定について
近藤 国嗣
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1日本リハビリテーション医学会社会保険等委員会
pp.571-573
発行日 2016年7月18日
Published Date 2016/7/18
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今回の改定までの経過
平成28年3月4日,官報に平成28年度診療報酬改定の内容が公表された.当委員会では,前回の平成26年度診療報酬改定後,学会誌やリハニュースなどによってリハビリテーション(以下,リハ)関連項目の改定についてその概要を報告すると共に,リハ医学会会員を対象としたアンケート調査などを行い,平成26年度診療報酬改定に対する意見や平成28年度診療報酬に向けての提案や対応についての意見を調査した.それらの結果をもとに当委員会内での議論を重ねながら,内科系学会社会保険連合(内保連)ではリハ関連委員会 19医学会として共同提案(表1)を行った.あわせて全国リハ医療関連団体協議会〔日本リハ医学会,日本リハ病院・施設協会,回復期リハ病棟協会,全国デイ・ケア協会,日本訪問リハ協会,日本理学療法士協会,日本作業療法士協会,日本言語聴覚士協会,日本リハ看護学会・国際リハ看護研究会(2 団体共同)〕の診療報酬分科会においても協議を行い,9団体の連名で提案書(表2)を提出した.また,外科系学会社会保険連合(外保連)からは,新設としてコンピュータによる筋力検査,がん術後の四肢リンパ浮腫に対する複合的治療・管理,リハカンファレンス,改正として間欠的導尿(1日につき)を要望した.
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