特集 検証 平成28年度診療報酬改定
平成28年度診療報酬改定が目指したもの
迫井 正深
1
1厚生労働省保険局医療課
pp.937-943
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210374
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
●診療報酬改定は本邦医療サービスの定期総点検であり,少子高齢化等の社会構造変革に直面するわが国が,社会保障の充実と持続可能性をさらに高める重要なプロセスである.
●平成28年度改定は社会保障制度改革国民会議報告書を源流とする地域医療構想や地域包括ケアシステム構築推進といった中長期の医療政策トレンドと整合をとりながら実施された.
●具体的には,患者像に応じた入院医療の評価,外来医療をサポートする「ゲートオープナー」機能の確立,診療実績や患者の状態等に応じた評価による在宅医療の質的・量的向上といった重点課題を中心に対応した報酬改定となった.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.