第5回 リハビリテーション科専門医会 学術集会/横浜 《企画1》学生・初期研修医に対する教育・広報―座長/石合 純夫・青柳陽一郎
和歌山県立医科大学リハビリテーション科から
中村 健
1
,
幸田 剣
1
,
田島 文博
1
1和歌山県立医科大学リハビリテーション科
pp.458-460
発行日 2011年7月18日
Published Date 2011/7/18
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はじめに
和歌山県立医科大学は,1999年に大学および大学附属病院を現在の和歌山市紀三井寺に移転した.附属病院は22診療科800床のベッドを有し1次から3次救急まで行い,ドクターヘリも常設しており和歌山県下およびその周辺地域の医療を広く担っている中核病院となっている.さらに,当大学および附属病院は,医学生,初期研修医の医学教育に対して力を入れ取り組んでいる.その現れとして,新研修医制度開始後より当大学は高いマッチング者数を維持しており,2010年の医師臨床研修マッチングの中間公表では全国第9位に位置している.また,当大学卒業生の多くも初期研修病院として当大学を選択している.
医学部の学生数は,2007年度入学生まで各学年60名であったが,医師不足に対応するため2008年度より入学定員を増員した.2008年度は85名,2009年度は96名,2010年度以降は100名となっている.一方,大学附属病院における初期研修医の数も年々増加し,2005年度46名,2006年度54名,2007年度57名,2008年度58名,2009年度60名,2010年度63名となっている.
リハビリテーション(以下,リハ)医学講座は,1999年の大学および附属病院が移転された際に新設されている.開設後,約12年間が経過し現在(2010年度)の大学および附属病院リハ科スタッフは,医師10名,理学療法士13名,作業療法士6名,言語聴覚士2名である.
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