第47回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/鹿児島 《パネルディスカッション》リハビリテーション科女性医師活躍の現状と課題―座長/上月 正博・浅見 豊子
リハビリテーション科女性医師の受け入れ体制
水間 正澄
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1昭和大学医学部リハビリテーション医学教室
pp.337-340
発行日 2011年5月18日
Published Date 2011/5/18
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はじめに
リハビリテーション(以下,リハ)科医の育成は本医学会としても喫緊の課題としてアクションプランが進められている.しかし,リハ医療への関心とニーズが高まる中,リハ科にとっては女性医師に限らず医師の確保が必ずしも容易ではないのが現状である.
2006年の厚生労働省統計では女性医師は全医師の17.3%であり,40歳未満では2.6人に1人になっており,2009年の医師国家試験においては合格者のうち女性は34.2%にまで達しているという.また,同年の調査では診療科目別の女性医師比率ではリハ科は18.6%で30診療科中15番目だが,34歳以下でみると41.6%で9番目となりリハ科では若い世代での女性医師の割合が増加しているようである.
女性医学生・医師が増加しつつある中で,リハ科における女性医師の受け入れも大きな意味を持つようになりつつあり,女性医師の就業に関わる諸問題に関しての対して考えておくことは重要である.今回は,リハ科における女性医師の受け入れ体制について,当科における現状を紹介しつつ考えてみたい.
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