リポート「現場,最前線」
米国の言語療法士養成課程—カリフォルニア州立大学フラトン校大学院留学を通じて
田宮 愛
1
1Interface Rehab, Inc.
1Interface Rehab, Inc.
pp.42-45
発行日 2015年3月15日
Published Date 2015/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001200028
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
1.はじめに
近年,海外留学をする日本人の数が減少している.国際教育研究所の報告によると,2010年の留学者数は前年と比べ約3%減少し,大学院への留学は留学人口全体の2割程度にとどまっている1).留学の目的はおのおの異なるが,私は「英語能力の向上」を理由に2009年より米国に語学留学し,その後,同国での言語療法士免許取得を目的に,2012年カリフォルニア州立大学フラトン校大学院(CSUF)に入学,2014年修士課程を修了,言語療法士(Speech-Language Pathologist:SLP)免許(CF-SLP)を取得した.今回,幸運にも本誌に寄稿する機会を得たため,留学経験を米国の養成課程とCSUFの特色に沿ってまとめ,報告する.
Copyright © 2015, Japanese Association of Speech-Language-Hearing Therapists. All rights reserved.