BOOK REVIEW
作業療法カウンセリング
小林 法一
1
1東京都立大学大学院人間健康科学研究科
pp.472
発行日 2021年1月15日
Published Date 2021/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201275
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本書は作業的存在である対象者の「気づき」と「意欲」を引き出す技法集である。
人は誰でも,「より意味のある作業で満たされた日常生活を主体的に創り続ける」のが普通である。作業療法の対象者は何らかの原因でそれができなくなった方々であり,再び満足できる日常生活を創り続ける軌道に乗るよう支援する。この支援を実践するにあたっては,「自分にとって意味のある作業」についての対象者の「気づき」と,それをやってみようという「意欲」を引き出す作業療法士の技術が求められる。本書では,その技術がふんだんに紹介されている。
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