連載 地域リハ人を育む大学・研究室・第2回
首都大学東京健康福祉学部 理学療法学科
浅川 康吉
1
1首都大学東京健康福祉学部 理学療法学科
pp.213-217
発行日 2019年7月15日
Published Date 2019/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201081
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高齢者の寝たきり予防のための運動機能トレーニングとその普及活動を行っています。前の職場である群馬大学時代の2001年より,「暮らしを拡げる10の筋力トレーニング」の開発と,それをツールとして群馬県多野郡鬼石町(現:藤岡市)で群馬大学と自治体,地域住民が協働して介護予防活動を行っていました。始めた当初は「介護予防」という言葉はまだなかったと思いますが,この活動を通じて自主グループ活動が運動機能だけでなく生活機能の維持・改善にも効果があることが示され,「鬼石(おにし)モデル」として注目をいただけるようになりました。
その後2015年度より現職場に移りました。「鬼石モデル」は人口8,000人程度の山間部から出発し,後に藤岡市と合併して6万人を超える地域でも広がり定着し,効果を出すことができました。じゃあ東京のような大都市ではどうなのか,挑戦してみたい,と思ったことが移った理由の1つです。
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