特集 運動制御の神経生理・機能解剖update—大脳,小脳,脊髄の連関
特集にあたって
金 彪
1
1シンフォニー病院脳神経外科
pp.373
発行日 2022年11月28日
Published Date 2022/11/28
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201861
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私事からはじめることとなるが,本誌とのお付き合いは,1996年に当時の三輪書店の三輪敏社長の抜擢により,東京大学脳神経外科の助手であった私が,慶應義塾大学整形外科の講師であられた戸山芳昭先生とともに編集幹事にしていただいたときから始まった.以来,北関東に任地を移しても継続して本誌の編集委員,のちに副編集長として多くの特集に関わってきた.四半世紀にわたり,整形外科,神経内科,脳神経外科の多くの先生方と接する機会,学ぶ機会をいただいたことになる.日本脊髄外科学会の理事さらに代表理事として,専門医教育制度をはじめ学会諸制度の整備に尽力するようになっても,本誌特集を企画する活動は脊椎と脊髄を扱う外科医としての活動の重要な部分を成していたと感じている.
医科大学の科長教授職を昨年に退官し,本誌編集委員としての活動も今年度で最後,これが最後に担当する特集となるが,かねてより実現したかった企画が,この運動系の神経機能解剖の特集である.
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