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特集 Surfer's myelopathyとその周辺
Surfer's myelopathy—リハビリテーション医の立場から
Surfer's Myelopathy Standpoints from Rehabilitation Medicine
横山 修
1
Osamu YOKOYAMA
1
1神奈川リハビリテーション病院
1Kanagawa Rehabilitation Hospital
キーワード:
対麻痺(paraplegia)
,
リハビリテーション(rehabilitation)
,
外骨格型ロボット(exoskeleton)
Keyword:
対麻痺(paraplegia)
,
リハビリテーション(rehabilitation)
,
外骨格型ロボット(exoskeleton)
pp.791-795
発行日 2016年8月25日
Published Date 2016/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200441
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はじめに
Surfer's myelopathyは2004年にThompsonら6)により初めて報告され,サーフィンのパドリング中の脊柱過伸展により,特に下位胸髄レベルでの血流障害による脊髄梗塞で対麻痺をきたすと考えられている.その詳しい病態は不明であるが,Thompsonらはsurfer's myelopathyの9人中8人が日本人であったこと,サーフィンの初心者でやせ型の体格が多く,日本からの観光のため長距離旅行,長時間のビーチによる脱水傾向などが影響しているのではないかと述べている.機能的予後に関して大部分は比較的良好で改善を認めるが,完全対麻痺の場合もあり,その後のリハビリテーションが重要である.
今回われわれはsurfer's myelopathyの症例を経験したので,surfer's myelopathyのリハビリテーションとその課題や展望について述べていく.
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